Milana Vinn
[ 9月12日 ロイター] - デバイス管理ソフトウェアのプロバイダーであるジャムフJAMF.O は、株価の低迷により他社の有力な買収候補となっているため、売却を模索していると関係者が語った。
ビスタ・エクイティの支援を受け、時価総額約14億ドルのジャムフJAMF.O は、シティグループC.Nの投資銀行家と共に売却を検討しているという。同社はここ数カ月間、売却希望者からオファーを受けている、と関係者は付け加えた。
ビスタ・エクイティは同社株の34%を保有しており、ジャムフ売却の一環として同社株から撤退する予定だという。
ビスタとシティはコメントを拒否し、Jamfはロイターのコメント要請に応じなかった。
ミネアポリスに本社を置くJamfは、ITチームがマックブック、iPad、iPhoneなどのアップル製デバイスをリモートで接続し、大規模に管理できるようにするデバイス管理とセキュリティ・ソリューションを企業向けに提供している。
Jamfの株価は8月初旬から上昇傾向にあるが、それでも2020年に1株あたり26ドルでIPOして以来、過去1年間で40%以上、木曜日の終値までで約59%下落している。
ジャムフの第2四半期の損失は、前年同期の1930万ドルから2090万ドルに拡大した。それでも第2四半期の業績はアナリストの予想を上回った。同社の売上高は前年同期比約15%増の1億7550万ドルに達し、第3四半期と通年のガイダンスを上方修正した。
ビスタ・エクイティは2017年にジャムフの株式の過半数を取得した。ビスタ・エクイティは2017年にJamfの株式の過半数を取得した。IPOでJamfの株式の一部を売却したのに加え、ビスタ・エクイティは3回の株式売出しと1回の私募ブロック売却を行い、公開書類によると13億ドル近い総収入を得ている。