[27日 ロイター] - 中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)[RIC:RIC:HWT.UL]の新型人工知能(AI)半導体について、顧客テストが順調に進んでおり、字節跳動(バイトダンス)やアリババなど大手テクノロジー企業が発注を予定している。関係者2人が明らかにした。
業界筋によると、現在の主力半導体「アセンド910C」は、政府が国産半導体の使用促進を呼びかけてきたにもかかわらず、民間の大手テクノロジー企業による大量採用には至っていなかった。
新型「950PR」は中国市場でエヌビディアNVDA.O製品に対抗するよう設計されており、テクノロジー企業によるより広範な活用が見込まれる。エヌビディアのCUDAソフトウェアシステムとの互換性が高まり、応答速度も向上したことが高く評価されているという。
関係筋はファーウェイが今年、950PRを約75万枚出荷する計画だと明らかにした。サンプルは1月に顧客へ送付済みで、来月には量産を開始し下半期に本格出荷する見通しだとしている。
従来型のDDRメモリーを採用する950PRは1枚当たり約5万元(6900ドル)、より高速なHBMメモリーを搭載した上位版は約7万元で販売される見通し。
関係筋によると、950PRは910Cと比べて純粋な演算能力の向上は小幅だが、学習済みAIモデルを動かして質問に答えたり作業を実行したりする推論ワークロードの処理に強みを持つ。