
Milana Vinn
[ニューヨーク 11月17日 ロイター] - プライベート・エクイティ会社のトーマ・ブラボーは、クリアウォーター・アナリティクスCWAN.Nの買収を申し出ている。
入札者
トーマ・ブラボーの入札の詳細は、クリアウォーターの株式非公開化をもたらすものだが、この関係者は極秘の審議について話すため匿名を条件に話した。
先週、バイアウト会社のペルミラとウォーバーグ・ピンカスが、クリアウォーターの株式上場からおよそ4年後に、共同で買収提案を提出したと報じられた。
情報筋は、トーマ・ブラボーの入札は、ペルミラ/ウォーバーグのオファーと同様、クリアウォーターの売却を保証するものではないと注意を促している。
クリアウォーター社はコメントの要請に応じなかった。トーマ・ブラボーはコメントを拒否した。
会社概要
アイダホ州ボイシに本社を置くクリアウォーターは、公開・非公開の両市場における投資ポートフォリオの管理を支援するソフトウェアを製造している。同社のウェブサイトによると、顧客には保険会社、資産運用会社、ヘッジファンド、銀行などが含まれる。
人工知能の発展が、サービスとしてのソフトウェアを提供する企業をいかに混乱させるかという懸念の中で、投資家がソフトウェア企業を売却したため、同社の株価は今年苦戦していた。
LSEGのデータに基づく計算によると、2021年に55億ドルの評価額で上場したクリアウォーターの時価総額は、月曜日の時点で約57億ドルだった。