tradingkey.logo

エクスクルーシブ-ピンクベリーの親会社MTY Food GroupがTD銀行に売却を依頼、との情報筋の話

ロイターNov 17, 2025 5:25 PM
  • MTY Food Groupは、ピンクベリー、コールド・ストーン・クリーマリー、ウェッツェルズ・プレッツェルを含む80以上のレストランチェーンを所有している。
  • MTYの時価総額は約5億5000万ドル、株価は今年25%近く下落している。
  • プライベート・エクイティ・ファームは、安定したロイヤリティ料によりフランチャイズ・チェーンを好む傾向がある。

Abigail Summerville

- ピンクベリーやコールド・ストーン・クリーマリーなどのレストラン・チェーンを経営するカナダのMTYフード・グループMTY.TOは、売却を検討するためにトロント・ドミニオン・バンクを雇った。

詳細

  • モントリオールに本社を置く同社は、ウェッツェルズ・プレッツェル、パパ・マーフィーズ、タコタイムなど80以上のレストラン・チェーンを北米および海外で運営またはフランチャイズ展開している。

  • 店舗数は7,061で、うち256店舗は直営、残りはフランチャイズ。

  • MTYは、市場の噂や憶測についてはコメントしないと述べた。TDバンクはコメントの要請に即座に応じなかった。

数字

  • MTYの市場価値は約5億5,000万ドル。

  • どのような取引であっても、その市場価値にはプレミアムがつくだろう、と情報筋は語った。

  • MTYの株価は、今年に入ってから4分の1近く下落している。

  • 8月31日に終了した第3四半期、MTYの売上高は前年同期比約1%増の2億9700万ドルだったが、所有者に帰属する純利益は約20%減の2790万ドル(希薄化後1株当たり1.22ドル)だった。

背景

  • MTYのスタンレー・マー会長は、1979年にわずか1店舗のレストランで同社を設立した。

  • ロンドン証券取引所グループのデータによると、同氏は2004年から2018年までCEOを務め、13.9%の株式を保有する筆頭株主である。

  • プライベート・エクイティ企業は近年、安定したロイヤリティ収入に魅力を感じ、フランチャイズ・レストラン・チェーンの大きな買い手となっている。

  • 資金繰りに苦しむ消費者が外食を控える中、クイックサービス・レストラン業界は弱体化している。

免責事項:本サイトで提供する情報は教育・情報提供を目的としたものであり、金融・投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。

関連記事

KeyAI