
Svea Herbst-Bayliss
[ニューヨーク 11月14日 ロイター] - アクティビスト投資家ジャナ・パートナーズは、第3四半期中に米バンキング・テクノロジー企業アルカミ・テクノロジーALKT.Oの株式を新たに取得した。
ポジションを構築することで、同ヘッジファンドは同社への関心を示し、重要なリソースを投入していることを示すことになる。アクティビスト投資家の中には、対象企業に売却を含む戦略的選択肢を検討するよう働きかける者もおり、アルカミが事業展開している金融テクノロジー分野の買い手も関心を寄せている。
詳細
アルカミ・テクノロジーは、口座開設、詐欺防止、データ分析に利用できるクラウドベースのデジタル・バンキング・ソリューションを提供している。
ヤナの出資比率は明らかにされていない。
ヤナが変更を求めるかどうか、またその要求がどのようなものかは不明である。
この出資比率は、ヤナが四半期ごとに提出する13-F報告書(前四半期末にマネジャーが保有する米国株の資産を示す)で確認される可能性がある。
ヤナ社の担当者はコメントを控えたが、アルカミ・テクノロジー社からのコメントは得られなかった。
数字
テキサス州プラノに本社を置くアルカミの時価総額は約20億ドル。
株価は過去12ヶ月で46%下落し、金曜日には20ドル近くで取引された。
株価が急落したのは、アルカミが口座開設ソリューション・プロバイダーであるMANTL社の買収費用を支払ったこと、第2四半期に成長が減速したこと、第3四半期に収益ガイダンスを下方修正したことが原因だ。
同社の製品を信じるウォール街のアナリストは、目標株価の中央値を現在の株価の約60%のプレミアムである32.56ドルに設定している。
背景
アルカミの投資家であるゼネラル・アトランティック社は、同社の株式を11%保有し、取締役会にも席を置いているが、8月に最新の規制当局への申請を行い、受動的な保有から能動的な保有に切り替えた。
ジェネラル・アトランティック社が8月に提出した書類には、戦略的取引の可能性を含め、アルカミの支配権の変更または影響力を求める予定であると書かれている。
センターブリッジは8月、メリディアンリンクの20億ドル買収((link))を発表している。
ヤナはこの分野の企業の改革をうまく推し進めてきた。ジャナが和解で取締役会の議席を獲得したニューレリックはTPGとフランシスコ・パートナーズに買収され、ジャナが売却を求めたフロンティア・コミュニケーションズ((link))はベライゾン・コミュニケーションズに買収された。