
Paolo Laudani
[ 11月14日 ロイター] - ここ1年半の間にCEOの交代が相次いでいるが、ウォルマートのダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO )が1月 ( (link) )に退任するとの発表は、最新のものに過ぎない 。
これらの企業の業績は様々だが、ウォルマートのリターンは最も好調な部類に入る。
ネスレNESN.SやスターバックスSBUX.Oなど、過去1年半の間に首脳が交代した企業をロイターが分析したところ、CEO在任中に最もパフォーマンスが良かったのはどの企業か分かった。
年率換算した総額で、株主に最高のリターンをもたらした企業はパンドラPNDORA.COである。
2019年2月から指揮を執るアレクサンダー・ラシックのリーダーシップの下、このデンマークのジュエリーブランドは、CEO就任の前日から2025年11月14日まで計算した年率換算のトータルリターンが17%を記録した。
9月 (link)、同社はラシックが来年3月に退任し、マーケティングチーフのベルタ・デ・パブロス・バルビエが後任を務めると発表した。
ウォルマートはこのリストの2位である。マクミロンCEO就任後の2014年1月からの10年間で、年率換算トータルリターンは15%に達した。
ジョン・ファーナー米国部門最高経営責任者(CEO)が後任となるマクミロンCEOは、2014年1月に入社した (link)。
このCEOスコアカードで出遅れているのは、ドイツのスポーツウェア・ブランド、プーマPUMG.DEで、アルネ・フロイントの下では、年率換算トータルリターンが36.6%とマイナスだった。彼は4月、 (link)、元アディダスADSGn.DEの営業主任アーサー・ホーエルトに交代した。
2005年3月から今年9月までの20年間で、フランソワ・アンリ・ピノーがトップの座にあったケリングPRTP.PAは、株主に対して520%という驚異的なトータルリターンを提供したため、トータルリターンで見ると、フランスの高級品グループであるケリングPRTP.PAが栄冠に輝いた (link)。
この指標では、ウォルマートが419%で2位、飲料グループのディアジオDGE.L、ナイキNKE.N、キットカットのネスレがワースト1位だった。