
Matt Tracy
[ワシントン 11月13日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスは、高級スポーツカーメーカーであるアストンマーティンAML.Lの債務格付けを引き下げた。
木曜日のレポート (link) で、フィッチのアナリストは、アストンマーティンの売上高が9月末時点で前年同期比17%減少し、その減少は四半期ごとに加速していると指摘した。
フィッチは、同社のフリーキャッシュフローは2028年までマイナスが続くと見ているが、2026年には営業利益が改善すると見ている。
アナリストは、アストンマーティンが直面している高級スポーツカーに対する競争の激化と全体的な需要の軟化((link))を指摘。
アナリストらは、今年初めに関税((link))が導入され、その後の第2・第3四半期の米国自動車販売が減少したことから、米国特有の顧客需要は依然として不透明であると指摘した。
アストンマーティンは6月、米国への出荷を再開する際に、米国の関税に対応して価格を引き上げた (link)。
アストンマーティンは高級ブランドとして認知されているが、フィッチの格付け範囲内の自動車相手先商標製品メーカーの中では、レバレッジが最も高く、フリーキャッシュフローの創出力が最も弱い。
フィッチは、アストンマーティンの親会社であるアストンマーティン・ラゴンダ・グローバル・ホールディングスPLCをCCC+に格下げしたが、これは高い信用リスクと財務上の課題を示唆している。