tradingkey.logo

EXCLUSIVE-中国半導体CXMT、26年第1四半期のIPO計画=関係筋

ロイターOct 21, 2025 8:31 AM

Liam Mo Che Pan Fanny Potkin

- 中国の半導体メモリーメーカー、長キン存儲技術(CXMT)は来年第1・四半期にも上海で新規株式公開(IPO)を計画しており、最大で3000億元(421億2000万ドル)の評価額を目指している。2人の関係筋が明らかにした。

IPOで目標とする資金調達額は200億─400億元という。別の関係筋は、同社が約300億元の調達を目指しており、11月にも投資家向け目論見書を公表する可能性があると述べた。

これらの関係筋はIPOのスケジュール、公開規模、評価額などの詳細は市場の需要に応じて変更される可能性があると指摘した。

関係筋のうち2人は、CXMTのIPOは、中国の半導体自給自足への取り組みに投資したい向きから強い需要を引き付けるだろうと予想している。

CXMTは上海に広帯域幅メモリー(HBM)の後工程工場を建設しており、来年末までの生産開始を目指している。関係筋によると、HBMウェハーの当初の月産能力は約3万枚で、これは韓国のSKハイニックス000660.KSの5分の1弱となる見込み。

また、関係筋2人はCXMTが2026年に第4世代広帯域幅メモリーであるHBM3チップの量産開始を目指していると明らかにした。

テックインサイツのシニアアナリスト、チェ・ジョンドン氏は、CXMTが26年第4・四半期にHBM3の量産に成功しても、技術世代はG4(16ナノメートル)にとどまり、SKハイニックスが達成している技術レベルと比べると、まだ4年の遅れがあると述べた。

免責事項:本サイトで提供する情報は教育・情報提供を目的としたものであり、金融・投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。

関連記事

KeyAI