tradingkey.logo

EXCLUSIVE-アンソロピック、26年の売上高が3倍弱に膨らむ可能性も

ロイターOct 16, 2025 12:30 AM

Krystal Hu Deepa Seetharaman

- 人工知能(AI)開発企業の米アンソロピックは、2026年の売上高が前年の2倍超となり、3倍弱に膨らむ可能性もあることを、事情に詳しい2人の情報筋が明らかにした。企業向けの対話型生成AIモデルの急速な販売拡大が売り上げを押し上げる見通しだ。

これまでの売り上げから換算した25年の売上高見通しは、内部目標の90億ドルの達成に向けて軌道に乗っているという。26年については、基本シナリオでは2倍超の200億ドル、最高のシナリオでは最大で260億ドルに達すると見込んでいる。

アンソロピックはロイターに対し、25年の売上高見通しが今月時点で70億ドルに迫っていると説明したものの、将来の予測についてはコメントを差し控えた。同社は8月時点の25年の売上高見通しが50億ドル超だと発表していた。

アンソロピックは15日、最廉価のAIモデル「ハイク」の最新版を発表した。同社のより高度な製品よりコストが大幅に安い高性能AIモデルを求める企業層を獲得するための取り組みの一環となる。

最新版「ハイク4.5」の価格は、中級モデル「ソネット4」の約3分の1に設定されている。

アンソロピックは米アルファベットGOOGL.O傘下グーグルと、アマゾン・ドット・コムAMZN.Oの支援を受けており、オープンAIの「GPT」シリーズと競合する大規模言語モデル(LLM)「クロード」シリーズも手がけている。

直近の130億ドルの資金調達後にアンソロピックの企業価値に当たる評価額は1830億ドルとなり、3月時点の615億ドルの3倍弱に膨らんでいた。

免責事項:本サイトで提供する情報は教育・情報提供を目的としたものであり、金融・投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。

関連記事

KeyAI