Greg Bensinger
[サンフランシスコ 10月3日 ロイター] - アマゾンAMZN.Oは、毎年恒例のデバイスとサービスの展示会を開催した数日後に、この部門を監督する副社長を失うことになった。
木曜日に社内に送られロイターが確認したメモによると、デバイス・ソフトウェアおよびサービス担当副社長で、アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)に助言するSチームとして知られる社内のエリート集団のメンバーであったロブ・ウィリアムズ氏は、そのポストを去り、年末にはアマゾンから完全に退く予定だという。アマゾンは、ロイターからの問い合わせの後、このメモを確認した。
「ロブは、我々が作成し出荷したほぼすべての製品のソフトウェアと体験に大きな影響を与えた」と、デバイスとサービス担当上級副社長のパノス・パネイはメモの中で述べた。同氏は、ウィリアムズが「アマゾンを引退する」ことを決めたと述べたが、ロイターは彼の今後の計画については知ることができなかった。
パネイはまた、アレクサ・スマート・ビークル・チームをより広範なアレクサ・グループに移すなど、同部門のいくつかのチームの統合を発表した。パネイは、これまでFire TVの製品とエンジニアリングを統括していたバイス・プレジデント、タパス・ロイをウィリアムズの前職に昇格させるなど、木曜日から変更を実施すると述べた。
メモによると、ウィリアムズは2025年末までパネイのアドバイザーとしてSチームに残る。
Sチーム(シニア・リーダーシップ・チーム)のメンバーが退社するのは珍しいことで、同グループはCEOへの独自のアクセス権を持つ社内の名誉あるグループとみなされているからだ。2022年後半に29人のSチームに加わり、アマゾンで12年間働いたウィリアムズは、コメントを求めてもすぐに返答しなかった。
同氏は火曜日にニューヨークで開催されたアマゾンのデバイス・イベントに出席し、シアトル企業が リフレッシュされたエコー音声アシスタント・スピーカー、カラーKindle電子書籍リーダー、画面品質が改善されたFire TVセットなど、一連の新製品 (link) を披露した 。