[26日 ロイター] - 中国の自動運転スタートアップ、北京初速度科技(モメンタ)が新規株式公開(IPO)の上場先をニューヨークから香港へ変更することを検討していると関係者4人が明らかにした。
中国証券監督管理委員会(証監会)のウェブサイトによると、同委員会が昨年半ばにモメンタに付与した米国での上場認可は6月に失効した。
モメンタはテスラの自動運転技術に類似する先進運転支援システム機能を手がけている。
関係者2人によると、同社は最近、一部の投資家に対し、2026年に香港へ上場する可能性を伝えた。ただ、計画は今後変更される可能性があるという。別の関係者2人はIPOの具体的なスケジュールや調達規模、評価額などの詳細はまだ確定していないと述べた。
このうちの1人は、IPO前の資金調達ラウンドに独メルセデス・ベンツMBGn.DEや韓国の現代自動車011760.KSなどの投資家が参加する見込みだと明らかにした。
モメンタは上場場所を含むIPO計画について、最終決定には至っていないと説明した。26年の香港上場が確定したと投資家に伝えたという情報は事実ではないとし、IPO前の資金調達ラウンドおよびその参加者についても、発表も確認もしていないと述べた。