Che Pan Fanny Potkin
[25日 ロイター] - 中国のNAND型フラッシュメモリー製造大手、長江存儲科技(YMTC)がDRAMへの参入を計画していることが関係者の話で分かった。米国の中国向け輸出を規制している、人工知能(AI)チップセットの製造に使われる広帯域メモリー(HBM)も視野に置いているという。
HBMは主に米マイクロンMU.O、韓国のSKハイニックス<000660.KS> やサムスン電子005930.KSが製造。中国ではDRAMメーカーの長鑫存儲技術(CXMT)がHBMの開発に入っている。
関係者によると、YMTCは、HBM製造に向け、DRAMを積層するためのシリコン貫通ビア(TSV)技術の開発に取り組んでいる。湖北省武漢で建設中の新工場の一部をDRAMの製造に割り当てることを検討中という。
YMTCは、2022年に米国の事実上の禁輸リスト「エンティティーリスト」に掲載された。