Michelle Nichols
[国連 17日 ロイター] - 世界の指導者らは来週、国連総会のため米ニューヨークに集まる。パレスチナ自治区ガザとウクライナでの戦争、西側でのパレスチナ国家承認拡大、核を巡るイランとの緊張が一般討論演説を支配する見通し。
国連のグテレス事務総長は、150近い国家元首や政府首脳、さらに数十人の閣僚による6日間の演説が1週間後に行われるにあたり、「われわれは激動の、さらに言えば未知の海域に集まっている」と述べた。
記者団に対し「地政学的な分断が広がり、紛争が激化し、不処罰がエスカレートし、地球は過熱している」と指摘。「そして、国際協力はわれわれが生きている間に経験したことのない重圧にさらされている」と語った。
トランプ米大統領は23日に演説を行う予定だ。
非政府組織「国際危機グループ」の国連担当ディレクター、リチャード・ゴワン氏はトランプ氏について、「彼は総会と他のリーダーから注目されるのを楽しむだろう。自らの功績を自慢し、ノーベル平和賞に値すると再び主張するのではないだろうか」と話した。