Nora Eckert Kalea Hall
[デトロイト 9月4日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズGM.Nは、主要な電気自動車工場のひとつで生産量を削減する。ドナルド・トランプ米大統領((link))の政権が環境対応車に対する連邦政府の支援を打ち切る中、EVの生産を縮小する最新の自動車メーカーとなる。
GMはテネシー州スプリングヒルにある組立工場で、12月中に2台の電気自動車キャデラックSUVの生産を停止する。
同工場では、比較的ヒットしGMのEV販売台数の上位に入る中型のキャデラック・リリックと、大型の電気SUVであるヴィスティークを生産している。
情報筋によると、GMは来年最初の5ヶ月間、2シフトのうち1シフトの従業員を一時的に解雇することで、これらの車の生産を大幅に縮小する予定だという。
また、カンザスシティ近郊の組立工場では、今年後半にシボレー・ボルトEVの生産を開始する予定だが、第2シフトの開始を無期限に延期する予定だという。
同社はロイターにコメントを求めた:
「ゼネラルモーターズは、予想されるEV業界の成長鈍化と顧客の需要に合わせ、柔軟なICEとEVの製造拠点を活用した戦略的な生産調整を行っている。
トランプ政権が7月に成立させた税制・歳出法では、約15年間実施されてきた7500ドルの消費者税額控除を含め、EVに対する主要な支援が撤回された (link)。自動車メーカー幹部は、この補助金が9月30日に失効した後、EVの販売は厳しい状況になると予想しているという。
「GMのメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は2024年12月のイベントで、「7,500ドルの税額控除が需要を牽引している。