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オラクル、通期売上高見通しが予想超え AI収益化巡る不安和らぎ株価急伸

ロイターMar 11, 2026 12:41 AM

Juby Babu Stephen Nellis

- 米IT大手オラクルORCL.Nは10日、人工知能(AI)用データセンターへの活発な投資を背景に、2027年度通期売上高がアナリスト予想を上回るとの見通しを示した。

最新の売上高見通しは900億ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想は866億ドルだった。

第3・四半期(2025年12月-26年2月)における将来の売上高を示す「残存履行義務(RPO)」は前年比325%増加の5530億ドルで、ビジブル・アルファの4人のアナリスト予想の5403億7000万ドルを超えた。

RPO増加の大部分は大規模なAI契約に関連しており、オラクルが追加的な資金調達を必要としないことが見込まれるとしている。

第3・四半期売上高は171億9000万ドルと、やはりLSEGがまとめたアナリスト予想平均の169億1000万ドルを上回った。

こうした業績を受け、オラクルによるAIコンピューティング分野への多額の投資はすぐ収益化につながらないのではないかとの投資家の懸念が和らぎ、株価は時間外取引で一時8%上昇した。

イーマーケターのアナリスト、ジェイコブ・ブーン氏は、オラクルの四半期決算はAIトレードにとってストレステストに合格した形になっていると指摘。AIインフラ大手で最も負債依存度の高いオラクルの好業績からは、AI投資の基調的な健全さがうかがえるとの見方を示した。

オラクルのクレイ・マグワイク共同最高経営責任者(CEO)は投資家向けの電話会見で、クラウド事業の利益率が今後改善していくと予想。エヌビディアなどのパートナーから調達したAIチップを貸し出す事業の利益率が30─40%になるとの従来予想を据え置いた。

一方で、クラウド部門の顧客支出の10─20%が他のサービスに向かうとの見通しを示した。これには粗利益率が60─80%に達するデータベース事業が含まれる可能性があるという。

「こうした要素を総合すると(オラクル・クラウド・インフラストラクチャー)全体の利益率の状況は引き続き改善し、急速に成長している」と述べた。

共同創業者のラリー・エリソン会長は会見で、AIコーディングツールの普及が業務ソフト需要を減退させるとの投資家の懸念に対し、オラクルには当てはまらないと発言。同社がそうしたコーディングツールを活用し、少人数のエンジニアチームでSaaS(ソフトウエア・ア⁠ズ・ア・サービス)を開発していることを理由に挙げた。

「SaaSの死は他社には訪れるかもしれないが、オラクルには無縁だ」と語った。

免責事項:本サイトで提供する情報は教育・情報提供を目的としたものであり、金融・投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。

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