Rashika Singh
[ 3月6日 ロイター] - マーベル・テクノロジーは、複数年の業績見通しが上振れしたことで、大手テクノロジー企業によるカスタムAIチップの需要が急増していることが強調され、金曜日の取引開始早々に11%近く上昇した。
この上昇が続けば、同社の MRVL.Oの時価総額は100億ドル以上増加する可能性がある。
マーベルの好調予測は、同業のブロードコムAVGO.Oが来年のAIチップ売上高を (link)、1000億ドルを超えると予測したことに続くもので、AI大手のエヌビディアNVDA.O以外にも需要が広がっていることを示している。
マーヴェルとブロードコムはともにプロセッサー間の高速接続を可能にする技術を開発しているが、シティグループのアナリストは、1つのシステム内でチップをより密接に接続することに重点を置くマーヴェルは、クラウド企業がより大規模なAIクラスターを構築する際にその役割を拡大する可能性があると述べた。
マーベルは、2028年度の売上高が約40%増の約150億ドルになり、LSEGのコンセンサスである129億2000万ドルを上回ると発表した。また、2027会計年度の成長率も30%超に引き上げられ、110億ドルに近づくとした。
アルファベットGOOGL.O、メタMETA.O、マイクロソフトMSFT.O、アマゾンAMZN.OによるAIインフラへの設備投資は、今年6300億ドルを超えると予想されている。
この支出は、AIプロセッサー、メモリー、サーバー間でデータをシャトルするマーヴェルのカスタムASICと高速インターコネクトの需要を押し上げており、「現在も大きく伸びている」と同社の社長兼COOのクリス・クープマンズは述べた。
ASIC(特定用途向け集積回路)は、単一の機能またはカスタム作業負荷向けに調整されたチップであり、汎用のグラフィックス・プロセッシング・ユニットよりも高い効率を提供する。
アナリストによると、マーベルはデータセンター事業が好調で、AIサーバーの高速光リンクに使用されるデジタル・シグナル・プロセッサーの需要が高まっていることや、カスタムAIプロセッサーの複数年にわたる増産が予想を上回るペースで進んでいることが、マーベルの好調を後押ししているという。
最大事業であるデータセンター事業の売上高は、予想の16.4億ドルに対し21%増の16.5億ドルとなった。
LSEGのデータによると、マーベルの12ヶ月先株価収益率は19.99で、ブロードコムの25.31と比較している。