Maria Rugamer
[ 3月5日 ロイター] - レオパルド2戦車用トランスミッションの主要サプライヤーであるレンク・グループR3NK.DEは木曜日、アナリスト予想通りの通期売上高を報告したが、受注の遅れと輸出制限に阻まれていると述べた。
レンクは、ドイツの再軍備と、GDPの2%を目指して防衛支出を拡大するNATOの取り組みから、主要な受益者として浮上している。
同社の防衛事業の2025年の売上高は24%増の10億2000万ユーロ(11億9000万ドル)となり、売上高全体の74%を占めた。
しかし、過去1年間で50%以上上昇した同社の株価は、1240GMT(日本時間午後9時40分)時点で6%下落している。
受注のボトルネックがプレッシャーポイントに
アレクサンダー・サゲル最高経営責任者(CEO)は記者団に対し、「これらの計画は失われたわけではなく、来年にシフトされる」と述べたものの、顧客が発注を遅らせていることを理由に、いくつかの海軍および研究開発計画が26年にずれ込んだため、発注の遅れが重荷となった。
ベレンベルクのアナリストはメモの中で、第4・四半期の受注高は約2億ユーロの防衛受注が26年にシフトしたことによるもので、この遅延がなければ25年の受注高は約13億7000万ユーロに達していたと指摘した。
レンクの成長は、新車両への装備と既存車両への利益率の高いサービス提供の両方に関する長期契約によって促進されている。
イスラエルの輸出禁止措置が打撃
第4・四半期の事業が打撃を受けたのは、「輸出禁止措置がとられたため、イスラエルに数量を納入できなかったからだ」とサゲル氏はアナリストに語った。
ドイツ政府はイスラエルによるガザ地区での作戦に対抗して、ガザ地区で使用される可能性のある武器の輸出を停止した。
サゲル氏は昨年8月、ドイツの輸出制限による収益リスクを初めて指摘し、イスラエルはレンク社の事業ポートフォリオの2%から3%を占めていると述べた。
同氏は木曜日、アナリストに対し、レンク社は輸出規制について「今後4~5週間で、より明確な見通しが立つだろう」と述べた。
「われわれはドイツ政府と非常に緊密に協議している」と同氏は述べた。
同社は25年会計年度について、前年比38%増の1株当たり0.58ユーロの配当を提案した。
(1ドル=0.8604ユーロ)