[ 3月5日 ロイター] - 石油・ガス生産会社のカナディアン・ナチュラル・リソーシズ
カナダのオイルサンド生産者は、米国の関税の不確実性や石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の供給増加による打撃を受けたものの (link)、北米で最も低いコストを維持するための長年の投資のおかげで、世界的なセクターの低迷を乗り切ってきた。
同国最大の石油・ガス生産会社は、第4・四半期の生産量が前年同期比12.8%増の過去最高となる石油換算日量166万バレル(boepd)に達したと発表した。
また、 2026年の生産量見通しを従来の159万─165万boepdから162万─167万boepdに引き上げた。
カナディアン・ナチュラルは四半期配当を6.4%増の1株当たり0.625カナダドルに引き上げた。
LSEGがまとめたデータによると、アルバータ州カルガリーを拠点とする同社は、第4・四半期に 1株当たり0.82カナダドルの調整後利益を計上し、アナリストの平均予想 0.69カナダドルを上回った 。
同社の米国上場株は、プレマーケット取引で1.8%上昇した。
UBSのアナリスト、マナブ・グプタ氏は、「今回の好業績、増配、26年の生産量ガイダンスの引き上げ、株主還元方針の調整など、すべてを非常に建設的にとらえている」と述べた。
プレッシャー下の原油価格
当期は、供給過剰懸念の高まり、需要の鈍化、在庫の積み増しが原油価格を圧迫する原油安の環境で推移した。これにより、12月期の 北海ブレント先物LCOc1の平均価格は1バレル=約63.13ドルと なった。
カナディアン・ナチュラル社によると、探鉱・生産用液体の平均実現価格は、前年同期の75.22カナダドルに対し、当四半期は64.42カナダドルだった。
また、今年度の資本支出計画を4億5500万カナダドル増の68億8000万カナダドルに引き上げた。
同社は、アルバータ州ピース・リバー地域の一部資産を7億6500万カナダドルで取得したと発表した。この地域は、同社の既存事業に隣接している。
(1米ドル=1.3645カナダドル)