
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場は不安定な取引の中、S&P総合500種.SPXとナスダック総合.IXICが小幅続落。通信サービス株が上昇したものの、ハイテク株や金融株の下げに相殺された。金融株の下落はダウ工業株30種.DJIへの重しともなった。
メタ・プラットフォームズMETA.Oが1.1%高となったことを受け、通信サービス.SPLRCLはS&P500の主要11業種で上昇率上位となった。メタは29日、中国の人工知能(AI)スタートアップであるManus(マヌス)を買収すると発表した。
アップルAAPL.Oは0.3%、エヌビディアNVDA.Oは0.4%それぞれ下落。一方、マイクロソフトMSFT.Oは小幅上昇した。
ネーションワイドのチーフ市場ストラテジスト、マーク・ハケット氏は、ハイテク株の下落について「感情的な売りではなく、健全な資産配分の再調整に過ぎない」と指摘。「来年はハイテク分野と、その他全ての分野の成長率の差が縮小していくだろう。バリュエーションの差も非常に大きいため、ポジション調整は完全に正当化される」と述べた。
金融株ではゴールドマン・サックスGS.N、アメリカン・エキスプレスAXP.N、シティグループC.Nが軒並み下落した。
月間ではS&Pとダウが8カ月連続で上昇し、2017年以来最長となる見通し。
ストック・トレーダーズ・アルマナックによると、一部の投資家は、年末最後の5営業日と1月最初の2営業日を合わせた「サンタクロース・ラリー」に注目している。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.06対1の比率で上回った。ナスダックでも値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.64対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は126億3000万株。直近20営業日の平均は160億3000万株。
終値 | 前日比 | % | 始値 | 高値 | 安値 | コード | |
ダウ工業株30種 | 48367.06 | -94.87 | -0.20 | 48434.88 | 48471.70 | 48297.26 | .DJI |
前営業日終値 | 48461.93 | ||||||
ナスダック総合 | 23419.08 | -55.27 | -0.24 | 23465.67 | 23521.05 | 23414.83 | .IXIC |
前営業日終値 | 23474.35 | ||||||
S&P総合500種 | 6896.24 | -9.50 | -0.14 | 6900.44 | 6913.25 | 6893.47 | .SPX |
前営業日終値 | 6905.74 | ||||||
ダウ輸送株20種 | 17471.25 | -88.20 | -0.50 | .DJT | |||
ダウ公共株15種 | 1074.35 | +2.03 | +0.19 | .DJU | |||
フィラデルフィア半導体 | 7169.10 | -9.17 | -0.13 | .SOX | |||
VIX指数 | 14.33 | +0.13 | +0.92 | .VIX | |||
S&P一般消費財 | 1943.90 | -6.33 | -0.32 | .SPLRCD | |||
S&P素材 | 579.49 | +0.14 | +0.02 | .SPLRCM | |||
S&P工業 | 1324.67 | -3.63 | -0.27 | .SPLRCI | |||
S&P主要消費財 | 869.70 | -1.85 | -0.21 | .SPLRCS | |||
S&P金融 | 918.63 | -2.55 | -0.28 | .SPSY | |||
S&P不動産 | 257.60 | +0.43 | +0.17 | .SPLRCR | |||
S&Pエネルギー | 690.91 | +5.15 | +0.75 | .SPNY | |||
S&Pヘルスケア | 1816.11 | -1.52 | -0.08 | .SPXHC | |||
S&P通信サービス | 454.22 | +1.48 | +0.33 | .SPLRCL | |||
S&P情報技術 | 5732.86 | -14.92 | -0.26 | .SPLRCT | |||
S&P公益事業 | 436.53 | +0.88 | +0.20 | .SPLRCU | |||
NYSE出来高 | 8.99億株 | .AD.N | |||||
シカゴ日経先物3月限 | ドル建て | 50700 | + 200 | 大阪比 | 0#NK: | ||
シカゴ日経先物3月限 | 円建て | 50600 | + 100 | 大阪比 | 0#NIY: |