
Rae Wee
[シンガポール 20日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアNVDA.Oの好決算で人工知能(AI)バブルを巡る投資家の懸念が後退したことを受け、アジアのハイテク株が20日の取引で急伸している。
エヌビディアが19日公表した第4・四半期(2025年11月─26年1月)の売上高見通しは市場予想を上回った。また、第3・四半期決算は売上高の伸びが7四半期ぶりに加速。同社株は引け後の取引で5%上昇した。
これがアジア市場の支援材料となり、エヌビディアの主要なサプライヤーで半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)2330.TWは3.6%上昇。
同じくエヌビディアのサプライヤーである韓国のSKハイニックス 000660.KSも4%超上昇した。サムスン電子005930.KSは4.5%高。
台湾の加権指数.TWIIと韓国の総合株価指数.KS11はともに2%超上昇。東京市場では日経平均.N225が3%超上昇し、節目の5万円を回復した。
エヌビディアの決算発表を前に、株式市場ではここ数日、割高感や巨額のAI投資を巡る懸念から売りが広がっていた。