
Aatreyee Dasgupta
[ 11月5日 ロイター] - アクソンエンタープライズAXON.Oの株価は水曜日に18%下落し、テーザーメーカーが米国の関税によるコスト増で第3四半期の利益((link))がアナリスト予想を下回った翌日に下落幅を拡大した 。
アリゾナ州を拠点とするアクソンの株価は、火曜日の市場終了後、決算を受けて21%近く下落していた。
警察用ボディカメラを製造し、法執行機関にドローンシステムを供給しているアクソンは、関税関連費用との闘いに苦戦したため、四半期 粗利益率の落ち込みを計上した。
「この四半期は、関税の影響をフルに受けた最初の四半期だった。そのため、前年同期比で見ると、関税の影響が大きくなっています」と、ブリタニー・バグリーCFOは決算発表後の電話会見で語った。
今年初め、アクソンは関税が輸入原材料の調達を妨げ、輸出を制限する可能性があると警告していた。
最新の年次報告書によると、同社は 米国、台湾、メキシコ、中国、ベトナム、タイ、韓国のサプライヤーから部品を購入している。
アナリストのジョセフ・カルドソは、J.P.モルガンの株式リサーチノートの中で、「投資家の懸念、特にバリュエーションについては認めるが、これらの懸念は誇張されすぎていると思われる」と述べた。
TDコーウェンのアナリストは、根本的な懸念はないと見ており、株価下落を利用するだろうと述べた。
LSEGがまとめたデータによると、9月30日に終了した四半期のアクソンの調整後の一株当たり利益は1.17ドルで、アナリストの平均予想は1.52ドルだった。
しかし、同社の四半期収益は、各セグメントにおける旺盛な需要に牽引され、前年同期比31%増となった。アクソンはまた、年間売上高予想を従来の26億5000万ドルから27億4000万ドルに引き上げた。
この日の動きを含めると、株価は今年に入って3.5%下落している。