
Aatreyee Dasgupta
[ 11月5日 ロイター] - テーザーメーカーであるアクソンエンタープライズAXON.Oの株価は、米国の関税引き上げによるコスト増のため、第3四半期の利益((link))がアナリスト予想を下回った翌日 、水曜日の市場前取引で19%下落した。
アリゾナ州に本社を置くアクソン社の株価は、この結果を受けて火曜日の市場終了後に21%近く下落していた。
同社はまた、米国の警察用ボディカメラや、北米、ヨーロッパ、オーストラリアの法執行機関にドローンシステムを供給している。
「関税の影響をフルに受けたのはこの四半期が初めてだった。そのため、前年同期比で見ると、関税の影響が大きくなっています」とブリタニー・バグリーCFOは決算発表後の電話会見で述べた。
アクソンは、最新の年次報告書によると、米国、 台湾、メキシコ、中国、ベトナム、タイ、韓国の サプライヤーからコンポーネントを購入して いる。
「アナリストのジョセフ・カルドソは、J.P.モルガンのエクイティ・リサーチ・ノートの中で、「投資家の不安、特にバリュエーションに対する不安は認めるが、これらの懸念は誇張されすぎていると思われる。
また、TDコーウェン・グローバル・リサーチ( )のアナリストは、「景気減速やファンダメンタルズ上の懸念はないと見ており、弱さを利用してポジションを追加するだろう」と述べた。
LSEGが集計したデータによると、9月30日に終了した四半期の調整後のアクソンの一株当たり利益は1.17ドルで、アナリストの平均予想は1.52ドルだった。
しかし、同社の 四半期収益は、各セグメントにおける旺盛な需要に牽引され、前年同期比31%増となった。アクソンはまた 、年間売上高予測を従来の26億5000万ドルから27億3000万ドルへと引き上げ、27億4000万ドルとした。
同社の株価は、火曜日の終値時点で、今年に入ってから19%近く上昇している。