
[ 11月4日 ロイター] - ジャック・ヘンリー・アンド・アソシエイツJKHY.Oは火曜日、銀行技術サービスに対する需要の回復に助けられ、第1四半期の利益が約21%急増したと発表した。
ミズーリ州モネットを拠点とする同社は、ファイザーブFI.NやFISFIS.Nと競合し、主にコミュニティ・バンクや信用組合などの金融機関にテクノロジーや決済処理サービスを提供している。
JPモルガン・チェースJPM.Nのように、独自の技術スタックの開発に何十億ドルも投資している大手とは異なり、中小規模の金融機関はジャック・ヘンリーのようなバンキング・テクノロジー・プロバイダーに依存する傾向が強い。
ジャック・ヘンリーの第1四半期の売上高は7.3%増の6億4470万ドルだった。サービスおよびサポートからの収入は5.7%増加し、プロセシングからの収入は9.7%増加した。
純利益は、前年同期の1億1920万ドル(1株当たり1.63ドル)に対し、9月30日に終了した3ヵ月間は1億4400万ドル(1株当たり1.97ドル)だった。
アナリストによれば、金融機関の統合や競争上の脅威に対する投資家の懸念から、銀行ハイテク株は今年に入って弱含んでいる。
アナリストたちは、銀行ハイテク株の暴落は投資家にとってチャンスであると見ている。
ジャック・ヘンリー社の株価は、取引終了後4%以上上昇した。今年に入ってからは13%下落している。
同社は、2026年度の売上高を24億9000万ドルから25億1000万ドルと予想している。一株当たり年間利益は、事前予想の6.32ドルから6.44ドルに対し、6.38ドルから6.49ドルの範囲になると予想している。