
[3日 ロイター] - アマゾン・ドット・コムAMZN.Oは3日、生成人工知能(AI)「Chat(チャット)GPT」を手掛ける米オープンAIに対し、7年間で380億ドルの契約に基づきクラウドサービス「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」を提供すると発表した。
これにより、オープンAIは数十万台のエヌビディア
報道を受け、アマゾンの株価は午前の取引で5%超上昇。史上最高値を更新し、時価総額は1400億ドル近く増加した。一方、競合するマイクロソフト MSFT.O の株価は一時下落した。
両社の発表によると、アマゾンは、チャットGPT応答強化と次世代モデルの訓練に向けて構築されたデータクラスタに、エヌビディアの「GB200」及び「GB300」AIアクセラレーターを含む数十万台のチップを提供する。
オープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)は、「AWSとのパートナーシップは、次世代を支え、全ての人に高度なAIをもたらす幅広いコンピュートエコシステムを強化するものだ」と述べた。オープンAIはAWSの利用を即時開始し、2026年末までに計画された全容量をオンライン化する予定。27年以降にはさらに拡大する余地があるという。