
[ 10月21日 ロイター] - GEエアロスペースGE.Nは火曜日、2025年の利益見通しを上方修正し、新型ジェット機の不足によるアフターマーケット・メンテナンス・サービスの旺盛な需要で、今年が好調に終わるとの見通しを示した。
ボーイングBA.NとエアバスAIR.PAのジェット機納入は航空会社の需要に遅れており、航空会社は古いジェット機のメンテナンスにより多くの費用をかけざるを得ない。
GEエアロスペースは、比較的低い初期価格でエンジンを販売し、エンジンのライフサイクルにわたる部品とメンテナンスの利益率の高い長期契約から利益の大半を得ている。
一株当たり年間利益は、従来予想の5.60ドルから5.80ドルに対し、6.00ドルから6.20ドルとなる見込み。
商用エンジン・サービス部門の第3四半期の営業利益は前年同期比 35%増の 24億4,000万ドル、売上高は同27%増の88億8,000万ドルだった。同部門の売上高の70%以上は部品とサービスによるものである。
航空宇宙のサプライチェーンが改善し、エンジンメーカー各社は新型エンジンの納入を急増させると予想される。GEは、フランスのサフランSASAF.PAとの長年にわたる合弁事業であるCFMインターナショナルを通じて、ジェットエンジン市場で確固たる地位を築いている。
今月初め、サフランのオリビエ・アンドリースCEOは、同社は「順調な軌道に乗っている」 (link)、10月末までにエアバスへのエンジン納入の遅れを取り戻すと述べた。
GEの顧客であるボーイングも最近、CFMのLEAP-1Bエンジンを独占的に搭載するベストセラージェット機737 MAXの増産に向けた規制当局の承認((link))を得た。
GEエアロスペースの9月までの四半期の調整後1株当たり利益は44%増の1.66ドル。 9月30日に終了した四半期の調整後売上高は26%増の113億1,000万ドルだった。