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フォッシル、負債交換の期限延長で株価急落

ロイターOct 16, 2025 1:34 PM

- 米時計メーカー、フォッシルFOSL.Oの株価は、債務再編を進めている同社が2026年満期シニアノートの交換期限を延長する計画を発表したことで、木曜日の午前の取引で31.5% 急落した。

同社はここ数年、売上高の減少に圧迫されており、債務の削減と継続企業のリスク回避を図るため、9月初旬に上位債券と新証券との交換を発表していた。

木曜日の時点で、 75%以上の債券が応募されており、同社は期限を1週間延長し、10月22日とした。

フォッシル、ミッシェル、スカーゲン、そしてアルマーニエクスチェンジやトリーバーチなどのライセンスブランドを傘下に持つ同社は、7月5日時点で1億7900万ドルの純負債を抱えていた。

LSEGのデータによると、同社の株価は損失の縮小に助けられ、今年に入って2倍以上に値上がりし、現在では約2億200万ドルの評価額となっている。

しかし、スマートウォッチ市場への参入、実店舗からの撤退の遅れ、一時的な組織再編費用などの 相次ぐ失策が原因で、株価は10年以上前に過去最高値を記録して以来、その価値の97%を失っている

同社のインド法人が新規株式公開を検討している可能性があるとの報道を受けて、株価は水曜日に41%上昇した。しかし、親会社は木曜日にそのような計画はないと発表した。

フォッシルは、3月に発表した再建計画の下、人員削減、店舗閉鎖、債務再編により、2025年度に1億ドルのコスト削減を見込んでいる。

テキサス州に本社を置くフォッシルは、第2四半期の売上高が消費者全体の低迷により15%減の2億2000万ドルになった一方、調整後の純損失はコスト削減により前年の47セントから10セントに縮小したと発表した。

フォッシルは8月、年間調整後営業利益率について、従来のマイナス1桁前半の見通しから、 収支均衡か 若干のプラスになるとの見通しを示した。

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