
Pooja Menon Pranav Mathur
[ 10月15日 ロイター] - 米穀物売買・加工会社のブンジBG.Nは2日、ビテラとの合併に伴い2025年の業績予想を下方修正し、統合事業に合わせてセグメントと数量報告を見直すと発表した。
しかし同社の株価は取引開始直後に11.6%上昇した。UBSのアナリスト、マナブ・グプタ氏は、投資家は見通しの悪化を恐れていたと述べた。
「希薄化は予想をはるかに上回っている。これにより株価の上値の重さが解消され、この銘柄の大きなリリーフ・ラリーが期待できる」とグプタ氏はメモで述べた。
(link) Bungeは、グレンコアの支援を受けたGLEN.L Viterraとの合併を、340億ドルのメガディールを発表してから2年後の7月に完了した。
「今日提供された最新情報によれば、2026年にはViterraは希薄化を引き起こさない可能性があり、2026年に大きな利益を上げられる可能性がある」とグプタ氏は付け加えた。
オランダに本社を置くビテラとの合併は、アグリビジネス大手のアーチャー・ダニエルズ・ミッドランドADM.Nとカーギルに対抗する態勢を整えた、世界的な農作物取引と加工の巨大企業を誕生させる。
一方、穀物価格の低迷、農作物加工マージンの低迷、地政学的緊張が、このセクターの収益性を低下させている。
同社幹部は電話会議で投資家に対し、バイオ燃料政策の不確実性と貿易問題に対処するため、2026年の具体的な見通しを上半期まで発表する予定はないと述べた。
第3四半期以降の業績には、大豆、ソフトシード、その他の油糧種子の別セグメントと、穀物マーチャンダイジングと製粉の別部門が含まれる。
Bunge社は、ソフトシードがより「意味のある」ものになり、トウモロコシ、小麦、大麦の取り扱いと加工が大幅に増加すると予測している。
2025年の調整後1株当たり利益は、従来の7.75ドルから7.30~7.60ドルになると予想。LSEGがまとめたデータによると、アナリストらは同社の通期調整後1株当たり利益を7.47ドルと予想している。
Bunge社は11月5日に第3四半期決算を発表する予定。