James Davey
[ロンドン 9月12日 ロイター] - オンライン・スーパーマーケットとテクノロジー・グループのオカドOCDO.Lの株価は、米国のパートナーであるクローガー
クローガー会長兼暫定CEOのロン・サージェント氏が、同社がオカドとの提携で構築した自動フルフィルメント・ネットワークについて「サイトごとに」見直しを行っていると発言したためだ。
この発言は、クローガー社がロボットによるカスタマー・フルフィルメント・センター(CFC) のネットワークを拡大する計画を冷え込ませているのではないかという懸念を呼び起こした。
3月に長年のボスであるロドニー・マクマレンの後を継いだサージェントは、6月にグループのeコマース事業の戦略的見直し (link) を開始した。
木曜日、同氏は投資家たちにこう語った:「クローガー社の自動フルフィルメント・ネットワークのサイトごとの完全な分析を含め、より効率的なビジネスを推進するために、ビジネスのあらゆる側面を検証しています。
「自動化された施設のいくつかを厳しく見ている」と述べた。
サージェント氏はまた、店舗からのEコマース配送の重要性も強調した。
オカドは2018年にクローガーと契約を結び、ロボット倉庫(オカドではCFCと呼ぶ)の建設によって米国の小売業者が配送事業を強化するのを支援した。
最初の契約では、クローガーは倉庫を建設する米国の20カ所を特定し、オカドにとって最も重要なパートナーとなった。
しかし、今のところ稼働しているのは8カ所のみで、さらにシャーロットとフェニックスの2カ所がオープンするのは、12月に始まるオカドの2025-26会計年度の早い時期だ。
バークレイズのアナリストは、サージェント氏のコメントについて、「CFC投資に関する論調は慎重で、既存の店舗を活用することに重点を置いているようだ」と述べた。
オカドの広報担当者によると、クローガー社は木曜日に発表した第2四半期決算((link))で、eコマースの成長と収益性に関するポジティブな傾向を強調したという。
「我々は、これをさらに推進するためにクローガー社と緊密に協力し続けており、我々の新しいテクノロジーの導入とパートナー・サクセス・チームの活動により、前向きな進展を見せている」と広報担当者は付け加えた。
Kroger社は、第3四半期中に見直しについて更新する予定だと述べた。
7月、オカドのティム・スタイナー最高経営責任者(CEO)はロイター((link))に対し、クローガーがサージェント氏の下でeコマース事業を成長させることを確信していると語った。
同氏は、米国はオカドにとって「巨大な継続的機会」であり続けると述べた。
しかし、成長を条件とするクローガー社との独占契約((link))が今年後半に解除されるかどうかについてはコメントを避けた。