Tanay Dhumal Pooja Menon
[ 7月7日 ロイター] - ロイヤル・ゴールドRGLD.Oは月曜日、カナダの同業サンドストーム・ゴールドSSL.TOを約35億ドルで買収すると発表し、地金が史上最高値に高騰している今、ロイヤリティ会社が北米での地位を強化する一助となった。
サンドストームの株価は6.4%上昇し、ロイヤルゴールドの株価は午後の取引で7.6%下落した。
金のロイヤリティ企業は、契約一時金や投資と引き換えに、採掘事業から産出される金の一定割合を徴収することで収入を得る。
この取引により、ロイヤル・ゴールドは、ドナルド・トランプ米大統領の関税政策を受けて地金が安全資産として流入している今年、約65,000から80,000金相当オンス((GEO))を生産すると予想される40の鉱山資産から収益を得ることになる。
全株式取引では、コロラド州を拠点とするロイヤルゴールドは、サンドストーム株1株に対して0.0625株を発行する。この提案は、金曜日のニューヨーク証券取引所におけるサンドストームの終値に対して16.7%のプレミアムを意味する。
取引完了後、ロイヤルゴールドの株主は約77%、サンドストームの株主は約23%を保有することになる。
ロイヤルゴールドは、買収後も金に特化した企業であり続け、総収入の75%は貴金属からのものである。
生産量の約41%は米国とカナダにある鉱山で、残りは鉱業が歓迎され、地域経済への貢献が確立されている国々で生産される、と同社は付け加えた。
「全体として、両社の株主は、ロイヤリティとストリーミング資産のより大規模で多様なポートフォリオを手にすることになる。カナコード・ジェニュイティのアナリストであるキャリー・マクルーリーは、「我々は、この取引が介入者なしに完了することを期待している」と述べた。
月曜日には、ロイヤルゴールドはホライゾン・コッパーHCU.Vの買収も発表した。
これらの取引は2025年第4四半期に完了する予定 である。