By Zaheer Kachwala
[2日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー、リビアン・オートモーティブRIVN.Oが2日発表した第2・四半期の納入台数は、前年同期比22.7%減の1万0661台に落ち込んだ。激しい競争と関税による経済不透明感が需要への打撃となった。
ただ納入台数は、ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想平均と一致した。
第2・四半期の生産台数は5979台で、アナリスト予想の1万1330台を大幅に下回った。2026年にピックアップトラック「R1T」とSUV(スポーツタイプ多目的車)「R1S」の新型車の発売を控えていることが背景にある。
年間納入台数の予想は4万─4万6000台に据え置いた。
トランプ大統領が発動した関税は自動車部門の製造コストを高騰させ、メーカー各社は事業への打撃を和らげるためにサプライチェーン(供給網)の再編成に奔走している。
高金利も一部の購入者の足かせとなり、多くの人がより安価なハイブリッド車やガソリン車を選んでいる。
共和党上院議員が先週発表したEVの新規販売・リースを対象とする7500ドルの税控除を9月30日で終了する法案も、EVメーカーの販売見通しを圧迫する。リビアンのEVは税控除の対象外だが、リースの抜け穴を利用して優遇措置を利用している。