
[ 10月7日 ] - ロイターの記者がリアルタイムでお届けするマーケット情報サイトへようこそ。ご意見・ご感想は下記までお寄せください。 markets.research@thomsonreuters.com
ETFのシェアクラスは投資信託へ:第3四半期決算の論点
米証券取引所が先週、資産運用会社が投資信託に上場株式クラスを追加するための窓口を開いたことを受け、 (link)、モルガン・スタンレーは、業界再編の潜在的なきっかけとして機能する可能性があり、今後の企業決算における論点になると考えている。
投資業界が待ち望んでいたこの規制当局の命令は、SECが動き出す前に一般公開され、ディメンショナル・ファンド・アドバイザーズに具体的な回答を求めることになる。
「モルガン・スタンレーのアナリストは10月6日付のメモで、「ETFのシェアクラスが広く承認される可能性がある。
投資家は、投資信託の注文がその日の終値で決済されるのを待つ代わりに、証券口座を通じて市場価格で1日中、上場投資信託の株式を売買できるようになる。
低コスト、税制優遇、流動性などの理由でETFの保有を好む投資家に対し、多くの既存ファンドへのアクセスを開放する可能性がある。
モルガン・スタンレーは、「認可が下りれば、多くの資産運用会社が自社のトップファンドにETFのシェアクラスを追加し、最終的には投資家の資金を奪い合う新たな上場商品の数が急増すると予想される」と指摘する。
以前は、2023年5月に期限切れとなった特許に基づき、20年以上前に規制当局がバンガードにデュアル・シェア・クラスのモデルを開拓する許可を与えていた。
SECは先週、既存のミューチュアル・ファンドにETFシェアクラスを導入するため、ディメンショナル・ファンド・アドバイザーズと同様の申請が現在約80件あると発表した。
「ETFシェアクラスの承認は、業界再編の新たなきっかけとなる可能性がある。多額の資金が動き出す可能性が高く、今後数年で狭まると予想される棚スペースに関する疑問や注目が高まり、戦略的な動きが活発化する可能性が高いからだ」とウォール街の証券会社は述べている。
モルガン・スタンレーは、第3四半期の決算では、ETFのシェアクラスが主要な話題になると予想しており、各社のラインアップのうち、どの投資信託でETFのシェアクラスを利用可能にするかという経営陣のスタンスが焦点になるとしている。
(Siddarth S)
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