[ 8月7日 ] - 豪ドル/米ドルは、テクニカル指標とバンク・オブ・アメリカのリサーチが上昇の可能性を強調していることから、0.6935-0.6950付近のレジスタンスを試す可能性があり、2024年の高値に向けて上昇を拡大する構えだ。
同ペアは、55日移動平均線と21日移動平均線の両方を上抜けしたことで、新たな強気シグナルが出現し、直近で8セッションぶりの高値まで急騰した。これらのテクニカルな成果は、日足と月足の相対力指数(RSI) の上昇によって強調された既存の強気トレンドを補強しており、上昇モメンタムが維持されていることを示唆している。
月足チャートは、豪ドル/米ドルが4月安値からの上昇を固めつつあることを示しており、強気の見通しをさらに裏付けている。
さらに、月足の一目均衡表の雲が薄くなっていることも、ポジティブなセンチメントに寄与している。
主要なレジスタンスは0.6950レベル付近と予想され、これはアナリストの予想と一致している。
バンク・オブ・アメリカのリサーチでは、豪ドル/米ドルのターゲットは0.6900であり、豪ドルはG10通貨の中で対米ドルで最良のロングポジションであると論じており、この楽観的な見方を後押ししている。
しかし、トレーダーは7月12日に発表される米消費者物価指数(CPI) データを控え、慎重な姿勢を保つ必要がある。消費者物価指数が予想外に高水準となった場合、米金利が上昇しドルが買い戻される可能性があり、豪ドル/米ドルの強気見通しに対するリスクとなる。