[ 9月9日 ロイター] - ゲームストップGME.Nの第2四半期の売上高は、火曜日に急増した。ビデオゲーム小売業者が大規模小売業者やeコマース・プラットフォームとの競争と戦うためにデジタル店頭を採用する中、ハードウェアとコレクタブル部門の好調な売上が牽引した。
2021年のミーム株高騰の中心的存在だった同社の株価は、取引時間の延長で約4%上昇した。
かつては実店舗販売で圧倒的な強さを誇っていたゲームストップだが、アマゾンのようなeコマース大手がゲームや雑貨の販売先として好まれるようになり、市場シェアは着実に低下している。これに対応するため、同社はデジタル販売に軸足を移し、ビデオゲームの進化に対応している。
GameStopはビデオゲームのパブリッシャーと提携し、限定バージョンのゲームやコレクターズアイテム、グッズを販売することで、消費者をデジタルストアや実店舗に誘致している。テイクツー・インタラクティブTTWO.Oから発売予定の『ボーダーランズ4』のコレクターズ・エディションは、帽子、Tシャツ、ヘッドフォンなどのアクセサリーとともにゲームストップで独占販売されている。
同社のコレクターグッズ事業の売上は、第2四半期に63%急増した。
同社はまた、任天堂のスイッチ2((link))の人気が急上昇していることや、今年から来年にかけて発売されるゲームソフトが好調であることも追い風となり、プレイステーション5やXboxシリーズX、Sといった旧型ゲーム機を買い求めるゲーマーを増やしている。
ゲームストップは当四半期、ハードウェアおよびアクセサリーの売上高が31%増の5億9,210万ドルに達した。
総売上高は、前年同期の7億9830万ドルから9億7220万ドルに増加した。
同社はまた、収益性を高めるために数百の店舗を閉鎖し、一方で貸借対照表に保有するビットコインのポジションを保有し、収益を上げることに軸足を移した。
8月2日に終了した3ヶ月間の純利益は1億6,860万ドル(前年同期は1,480万ドル)だった。