
[モスクワ 11月24日 ロイター] - ロシアの黒海にあるトゥアプスの港は、ウクライナの無人機攻撃((link))を受けて2週間停止していたが、先週石油製品の輸出を再開した。一方、地元の石油精製所は原油処理を再開したと、2つの業界筋とLSEGのデータが伝えた。
情報筋と船舶追跡データによると、ガンビア船籍のタンカーSandhyaは11月17日、約3万トンの軽油を積んでトゥアプスを出港し、スエズ運河に向かった。
もう1隻のタンカー、マラウイ船籍のSatnaは11月18日、トゥアプスのターミナルで約3万トンの軽油を積み込んだ。
この2隻に積み込まれた燃料は、石油処理を停止する前にトゥアプスで精製され、タンクに貯蔵されていたとトレーダーは述べた。
また情報筋によると、生産量の大半を輸出しているロスネフチ傘下のトゥアプス製油所は、11月21日に石油処理を再開した。
日産24万バレルの処理能力を持つ輸出志向のトゥアプス工場は、ナフサ、燃料油、真空ガスオイル、高硫黄ディーゼルを生産している。
ロスネフチROSN.MMはコメントの要請に応じなかった。