[ 7月29日 ロイター] - エキスパンド・エナジーEXE.Oは火曜日、第2四半期は前年同期の赤字から黒字に転換したと発表した。
以前はチェサピーク・エナジーと呼ばれていた エクスパンドは 、2024年10月に74億ドルでのサウスウェスタン・エナジーの買収を完了し、米国最大の独立系天然ガス生産会社となった。
同社の総生産量は72億立方フィート相当/日((Bcfed))で、そのうち92%にあたる66億立方フィート/日((Bcfd))が天然ガスだった。前年同期は2.75Bcfdの天然ガスしか生産していなかった。
同社はまた 、LNG 輸出施設への記録的な流入と電力消費の増加に支えられ、昨年につけた数年来の安値から回復した米国の天然ガス価格NGc1の上昇からも恩恵を受けた 。
エキスパンド・エナジーの第2四半期の天然ガスの平均実現価格は、前年同期の2.51ドルに対し、千立方フィート当たり2.98ドル((Mcf))だった。
この結果は、ドナルド・トランプ米大統領がほとんどの輸入品に関税を課すという計画を打ち出し、エネルギー業界がその影響に備える中で発表された。貿易戦争の結果、業界は不安定な商品価格と不透明なマクロ経済環境に直面している。
エキスパンド・エナジー社は、2025年の資本支出を29億ドルから31億ドルから28.5億ドルから30億ドルと予想した。
同社はまた、2026年の生産量を2025年の予想水準から5%以上増加させる予定であり、市況がそのような動きを後押しするのであれば、その軌道は変わらないと付け加えた。
オクラホマシティに本社を置く同社は、6月30日に終了した3ヵ月間において、前年同期の2億2,700万ドル(1株当たり1.73ドル)の損失に対し、9億6,800万ドル(1株当たり4.02ドル)の純利益を計上した。