
[ 11月4日 ロイター] - アルミ包装メーカーのボール社BALL.Nは火曜日、第3四半期の売上高がウォール街の予想を上回った。
インフレで疲弊した消費者は、費用対効果の高い家庭での食事にシフトしており、缶詰の需要を煽り、ボールのようなパッケージング企業に利益をもたらしている。
同社は、缶詰食品メーカーのデルモンテ、ペプシコPEP.O、コカ・コーラKO.N、コロナビールメーカーのコンステレーション・ブランズSTZ.Nなどの顧客にパッケージを供給している。
ボールの北中米における飲料用パッケージの売上は、前年の14億6000万ドルから16億4000万ドルに増加した。
同社のアルミカップとアルミボトルは、プラスチックや加工に手間のかかる錫コーティングスチールよりも、リサイクル可能で低環境負荷のデザインが好まれる、環境意識の高い消費者からの安定した需要を引き寄せ続けている。
ボールは、鉄鋼とアルミニウムに対する関税が投入コストを押し上げたため、報告された四半期の世界アルミニウム包装出荷量は3.9%増となり、前四半期の4.1%増には及ばなかったと報告した。
同社は、最近発表された関税の直接的な影響は、現地調達戦略により依然として管理可能であり、アルミニウムのプレミアム価格の変動を緩和するために顧客と緊密に協力していると述べた。
アルミ製カップ、ボトル、エアゾール缶のメーカーである同社は、比較可能な2025年の収益が12%から15%成長すると再確認した。
LSEGのデータによると、同社の9月30日に終了した3ヵ月間の売上高は、予想33.1億ドルに対し約9%増の33.8億ドルだった。
項目を除いた四半期利益は1株当たり1.02ドルで、前年同期比12.1%増、アナリスト予想通りだった。