Akash Sriram
[ 9月4日 ロイター] - Figmaの株価FIG.Nは、木曜日の市場前取引で15%以上下落した。
クラウドベースのコラボレーティブ・デザイン・ソフトウェア・プラットフォームのIPOは広く注目され、高いハードルを設定したが、株価はピークから大きく離れており、投資家はボラティリティと迫り来る株式のロック解除の中で同社の評価を再評価している。
FigmaのIPO価格は1株あたり33ドルで、同社の評価額は193億4000万ドルだった。株式はデビュー時に250%急騰し、株式市場への傑出した参入となった。
木曜日には332億ドルの時価総額から約50億ドルの損失が予想され、もし市場前の損失がそのまま続けば、株価は水曜日終値のピークから52%以上下落することになる。
「() この株価の動きは、短期的にはボラティリティが高止まりする可能性があるという考えを補強している。と、パイパー・サンドラーのシニア・リサーチ・アナリスト、ブレント・ブラセリンは語った。
フィグマ社の第2四半期の売上高は、前年同期比41%増の2億4960万ドルで、コンセンサスの2億4880万ドルをわずかに上回った。調整後の1株当たり利益は0.09ドルで、予想の0.08ドルを上回った。
同社は、特定の従業員に対するロックアップ期間が今週末に終了することを明らかにし、株式供給が増加する可能性があることを明らかにした。一方、ベンチャー・キャピタルの主要株主5社は、2026年半ばまで段階的に解除されるロックアップを延長されたままである。
発行済み株式のわずか41%しか自由浮動株として利用できないFigmaの株式は、流動性が限られているため値動きが増幅される傾向があり、特に変動しやすい。
このデザイン・ソフトウェア・プラットフォームの株価は、利益予想の299.2倍で取引されており、レガシー競争相手であるアドビADBE.Oの株価収益倍率15.3倍や、より広範なS&P500指数.SPXの23.7倍の数倍となっている。
アナリストはFigmaの長期的な成長を楽観視しているが、価格変更、AI統合、投資家の監視の目をかいくぐる中で、短期的な変動は続くと予想される。