[ 8月22日 ロイター] - アップルAAPL.Oは、音声アシスタント「シリ」を刷新するため、グーグルのAI「ジェミニ」を採用する方向で早期の協議を進めていると、ブルームバーグ・ニュースが関係者の話として金曜日に報じた。
アルファベットの株価は3.7%上昇し、アップルの株価は1.6%上昇した。
アップルは最近、アルファベット傘下のグーグルに、来年再設計されるシリに搭載するカスタムAIモデルの開発を打診していたという。
アップルは、Siriを自社製モデルにこだわるか、外部パートナーに切り替えるかを決定するまでに数週間を要しており、まだパートナーを決めていない。
グーグルはこの報道についてコメントを控えているとし、iPhoneメーカーは回答しなかった。
アップルはグーグルやサムスン005930.KSのようなスマートフォンメーカーに遅れをとっており、生成的なAI機能の展開において、製品全体に高度なアシスタントや高度なモデルを急速に統合してきた。
このシフトの可能性は、個人のコンテキストを使用してタスクを実行し、完全な音声ベースのデバイス制御を可能にするように設計された、長い間約束されていたSiriのオーバーホールの遅延の後に来る。
当初は昨年春に予定されていたこのアップグレードは、エンジニアリングの頓挫により1年延期された。
Siriはこれまで、アレクサやグーグル・アシスタントに比べて、複雑な複数ステップのリクエストに対応したり、サードパーティ製アプリと統合したりする能力が劣っていた。
今年に入り、アップルはAnthropicやオープンAIとの提携の可能性についても議論し、クロードやチャットGPTが刷新されたSiriを動かすことができるかどうかを検討していると、Bloomberg Newsは以前報じている。