[ 8月21日 ロイター] - ズーム・コミュニケーションズZM.Oは24日、ハイブリッドワークのトレンドと人工知能技術の製品への統合を評価し、年間売上高と利益の見通しを上方修正した。
製品ラインへのAIの 統合とサービス・ポートフォリオの拡大により、ズームは主力製品であるビデオ会議の成長を維持する一方、新市場への参入と拡大を実現している。
同社は6月にバーチャル・エージェント2.0を発表した。バーチャル・エージェントは、エージェント型AIを搭載し、返品処理、口座更新、予約などの複雑なタスクを自律的にこなすことができる。
またZoomは7月、Google Meetのようなサードパーティのビデオ会議プラットフォームでAI Companionを活用することを可能にするCustom AI Companionアドオンを含む、エージェント型AIの新機能の数々を発表した。
パンデミックによる閉鎖期間中、同社は組織がオンライン・ビデオ会議プラットフォームに目を向けたため、ユーザーと加入者が急速に増加した。
Zoomは 現在、2026年度の売上高を48.3億ドルから48.4億ドルと予想しており、以前の予想である48.0億ドルから48.1億ドルを上回っている。
一株当たりの年間調整後利益は、従来の5.56ドルから5.59ドルに対し、5.81ドルから5.84ドルと予想した。
LSEGが集計したデータによると、同社の第3四半期の売上予想レンジは12.1億ドルから12.2億ドルで、アナリストの平均予想12.1億ドルを上回った。
7月31日で終了した第2四半期の売上は12億2000万ドルで、予想の12億ドルを上回った。
第2四半期の調整後1株当たり利益は1.53ドルで、アナリスト予想の1.37ドルを上回った。