[ 8月21日 ロイター] - インテュイットINTU.Oは木曜日、同社のマーケティング・プラットフォームであるメールチンプの業績不振を示すアナリスト予想を下回る第1四半期の収益成長率を予想し、同社株は延長取引で6%近く下落した。
カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置く同社は、取締役会で新たに32億ドルの自社株買いを承認し、買い戻し権限の総額を53億ドルに引き上げた。
同社は、税務申告ソフト「ターボタックス」、個人金融ポータル「クレジット・カルマ」、会計ソフト「クイックブックス」などの製品を提供している。
2021年にインテュイットに買収されたメールチンプは現在、グローバル・ビジネス・サービス部門の成長に影響を与える課題に直面している。
サンディープ・オージュラCFOはロイターに対し、メールチンプは当面の成長の足かせになっているが、同社は取り組みを進めており、年末までには業績が回復する見込みだと述べた。
AIエージェント(ユーザーに代わって行動できるシステム)のクイックブックス・ポートフォリオへの投入に伴い、インテュイットは先月、クイックブックス・オンラインとペイロールのサブスクリプション・サービスも値上げした。
LSEGがまとめたデータによると、インテュイットは2026年度の売上高を210億ドルから219億9000万ドルと予想しており、アナリストの平均予想211億2000万ドルとほぼ一致している。
会計年度の調整後一株当たり利益予想は22.98ドルから23.18ドルで、こちらも予想の23ドルとほぼ一致した。
第1四半期の売上成長率予想は14%から15%で、予想の16.1%増を下回った。
第1四半期の調整後一株当たり利益は3.05ドルから3.12ドルと予想され、予想の3.07ドルを下回った。
第4四半期の 売上高は20%増の38億3,000万ドルで、予想の37億5,000万ドルを上回った。調整後EPSも2.75ドルと予想の2.66ドルを上回った。