[ 8月7日 ロイター] - タンデム・ダイアベテス・ケアTNDM.Oは、スピーカーの不具合によりグルコース・モニタリング・システムとの通信が妨げられ、高血糖を引き起こす可能性があるとして、インスリン・ポンプ・モデルの自主修正を発表した。
同社の株価は、インスリンポンプ「t:slim X2」の問題を受け、市場前取引で27%以上下落した。
同社は700件の有害事象と59人の負傷者を報告したが、死亡者はいなかった。しかし、重篤なケースでは、入院や医療介入を必要とする可能性がある、とタンデム社は付け加えた。
修正の一環として、タンデム社は2025年7月22日から24日にかけて、不具合が発生した場合の対処法を記した通知を、影響を受ける米国の顧客に送付した。
また、スピーカーの故障の早期発見を強化するためのソフトウェア・アップデートをリリースし、潜在的な安全リスクを軽減するための振動アラートを導入する予定である。