[ 8月6日 ロイター] - エルフ・ビューティーELF.Nは水曜日、第1四半期の売上高と利益予想を上回った。小売店やオンライン・チャネルにおける、リップオイルやチークティントなどの手頃な価格の製品への旺盛な需要に後押しされた。
同社の株価は、取引終了後に約5%上昇した。
ウォルグリーン、ターゲットTGT.N、ダラー・ゼネラルDG.Nなどのドラッグストアやスーパーマーケットで購入できるビーガンリップオイルで知られるこの美容小売業者は、流行のメイクアップやスキンケア製品を探していることが多いミレニアル世代やZ世代の買い物客の共感を得ることができた。
その結果、ウォルマートWMT.Nやアルタ・ビューティULTA.Oを含む米国の小売店で2ドルという低価格の製品を提供するエルフ(アイ、リップ、フェイスの略)の売上が伸びている。
一方、エスティローダーEL.Nのような高級美容メーカーは需要回復に苦戦しており、トランプ政権の予測不能な通商政策が世界的な事業運営を混乱させている。
同社は関税関連の不透明感から、年間見通しの発表を控えている。
(link)、ヘイリー・ビーバーのメイクアップブランド「ローデ」を買収したエルフは、貿易関連コストに対抗するため、8月1日から全カテゴリーで製品価格を1ドル値上げした。
2019年に中国からの生産量を約100%から75%以下に減らした同社は、関税関連の逆風に対応できるよう、サプライチェーンの最適化と事業の多角化も進めてきたと、タラン・アミン最高経営責任者(CEO)は水曜日にロイターに語った。
LSEGがまとめたデータによると、同社の四半期収益は3億5,370万ドルで、予想の3億5,030万ドルを上回った。
調整後ベースでは、同社の利益は一株当たり89セントとなり、アナリスト予想の84セントと比較した。