Siddhi Mahatole
[ 8月6日 ロイター] - バイオテクネTECH.Oは2日、ドナルド・トランプ米大統領の関税 政策や学術助成政策に関連する不確実性が 2026会計年度に波及し、同社の業績を圧迫する可能性があるとの見通しを示した。
新会計年度が7月に始まった同社の株価は、8.1%安の50.24ドルだった。
最高財務責任者(CFO)のジム・ヒッペル氏は投資家向け電話会議で、「学術資金、医薬品の関税、最恵国待遇(()) の価格設定など、政権のさまざまな政策がより確かなものになるまで、一桁台前半の成長を見込んでいる」と述べた。
近い将来についてのこのバイオテクノロジー企業のコメントは 、予想を上回る第4四半期の 業績を曇らせた。
株価は今年に入って28.4%下落している。
米国の学術研究に対する大幅な削減は、医薬品部門に対する潜在的な関税や最恵国待遇の薬価モデル案とともに、同社のヘルスケアクライアント全体に不透明感をもたらしている。
医学研究、医薬品開発、診断に使用される製品を開発・製造するバイオテクネは、大手医薬品メーカーからの需要は安定しているが、関税へのエクスポージャーがそれを変える可能性があると述べた。
「米国国立衛生研究所(NIH)() の予算、関税政策、薬価改革がより明確になるまでは、中小バイオ企業の資金調達に意味のある回復は期待できない」とヒッペル氏。
トランプ大統領は 火曜日 ( (link) )、米国は医薬品輸入にまず「少額の関税」をかけ、その後150%、最終的には250%まで引き上げると 述べた。このような関税の詳細や、どのように実施されるかはまだ不明である。
米大統領の2026年予算案には、科学研究のための大幅な削減も含まれており、その中にはNIHの資金から180億ドル、40%の削減も含まれている。
LSEGデータの集計によると 、6月30日に終了した第4四半期、 バイオテクネは1株当たり53セントの利益を計上し、予想の50セントを上回った。
四半期総売上高は3億1,696万ドルで、予想の3億1,560万ドルを上回った。