Nikhil Sharma Pranav Kashyap
[ 8月6日 ロイター] - 水曜日のウォール街は、一連の好業績に後押しされて上昇し、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待の高まりがさらなる支援材料となった。
日本時間午前11時18分現在、ダウ平均.DJIは97.14ポイント(0.22%)高の44,207.51、S&P500.SPXは33.76ポイント(0.54%)高の6,332.91、ナスダック総合.IXICは151.31ポイント(0.72%)高の21,067.86。
アリスタ・ネットワークスANET.Nは、クラウド・ネットワーキング企業が (link) 、今四半期の売上高が予想を上回ると予想した ため、17.5%高と史上最高値を更新した。
マクドナルドMCD.Oは、ファストフード大手の (link)、世界的な売上高が予想を上回ったことから2.8%高。
グローバル・ペイメントGPN.Nも (link)、第2四半期の利益予想を上回ったことから5.2%上昇。ティンダーの親会社であるマッチグループMTCH.Oは、同四半期の (link)、売上高予想を上回ったことから14.1%急伸した。
アップルAAPL.Oは5.2%上昇し、S&P500指数を最も押し上げた。ホワイトハウス当局者が、同社が (link) 、 1000億ドルの国内製造公約を発表すると述べたからだ 。同銘柄は1日としては約3ヶ月ぶりの大幅上昇となった。
対照的に、アドバンスト・マイクロ・デバイセズAMD.Oは、データセンター・チップの収益が期待外れとなり、7.7% 下落した (link)。スーパーマイクロコンピュータSMCI.Oは (link)、第4四半期の売上高予想を下回ったため20.7% 急落し、ライバルのデルDELL.Kを2.4%引き下げた。
ウォルト・ディズニーDIS.Nは、 (link)、好調な四半期を記録し、通期見通しを上方修正したが、株価は3.2%下落した。
エアビーアンドビーABMB.O、ドアダッシュDASH.O、リフトLYFT.Oは市場終了後に決算を発表する。
「決算の反応はまちまちだ。ベアードの投資ストラテジー・アナリスト、ロス・メイフィールド氏は「特にAI関連企業のいくつかは、期待値が非常に高かった。
先週の雇用統計で雇用者数の伸びが鈍化し、前月の雇用者数が下方修正されたことから、労働市場の弱体化が示唆され、FRBによる景気浮揚策への期待が高まった。
CMEグループのFedWatchツールによると、来月の利下げオッズは先週の46.7%から93.2%に上昇した。トレーダーはまた、2025年末までに少なくとも2回の利下げに賭けている。
火曜日のデータでは、 (link) 米国のサービス部門の活動が7月に予想外に停滞し、ドナルド・トランプ米大統領の 関税関連の企業への負担が浮き彫りになった。
トランプ大統領の関税脅威は緩和される兆しを見せず、 (link)、インドの ロシア産原油輸入を 理由に、 インドからの商品に25%の追加関税を課す大統領令を発令した。
さらに不透明感を増しているのは、トランプ大統領が 週内にも、退任するアドリアナ・クグラーFRB総裁( (link) )の後任候補を決定する 一方で、パウエルFRB議長の後任候補を4人に絞り込んだと述べたことだ。
一方、FRBのニール・カシュカリ氏((link))はCNBCで、中央銀行は減速する経済に対して行動する必要があると述べた。しかし、関税が引き金となる可能性のあるインフレ率の上昇は、FRBに一時停止を促し、あるいは利上げを検討させる可能性があると警告した。
ニューヨーク証券取引所では上昇銘柄が下落銘柄を1.32対1で上回り、ナスダックでは下落銘柄が上昇銘柄を1.25対1で上回った。
S&P500種株価指数は52週高値15、安値13を更新し、ナスダック総合株価指数は高値38、安値80を記録した。