[ 8月6日 ロイター] - スイスの医薬品メーカーであるノバルティスNOVN.Sが、米国のバイオテクノロジー企業であるアビディティ・バイオサイエンシズRNA.Oに 買収提案の可能性を打診したと、フィナンシャル・タイムズ紙が関係者の話として水曜日に報じた。
アビディティの株価は23%上昇し47.1ドル。LSEGのデータによると、時価総額は46億ドル。
報告書によると、ノバルティスはアビディティに対する入札を評価しており、ここ数週間買収に関心を示していた。
この話し合いは初期段階であり、情報筋は別の買収希望者が現れるか、話し合いが決裂する可能性があると警告している。
希少筋疾患の治療薬を開発しているアビディティは、アドバイザーと協力して選択肢を検討している、と関係者は付け加えた。
ノバルティスとアビディティはロイターの取材に対しコメントを拒否した。
アビディティ社の主薬であるデルゾータは、デュシェンヌ型筋ジストロフィーの希少型に対する潜在的治療薬として、初期から中期段階の開発が進められている。同社は他にも2つの重篤な筋疾患治療薬の開発に取り組んでいる。
ノバルティスは医薬品パイプラインを強化し、将来の成長を促進するため、2025年に積極的な取引を行っている。
2月、ノバルティスは心血管ポートフォリオを強化するため、 (link) Anthos Therapeutics社を31億ドルで買収することで合意した。同社はまた、4月に最大17億ドルと評価される取引を行い、 (link) レグルス・セラピューティクスを買収し、重篤な腎疾患の実験的治療薬へのアクセスを獲得した。
(link) さらに先月、ノバルティスはマッチポイント・セラピューティクス(Matchpoint Therapeutics)と最大10億ドル相当の取引で提携し、いくつかの炎症性疾患をターゲットとする経口薬を開発した。