Deborah Mary Sophia
[ 8月6日 ロイター] - ショッピファイ(SHOPIFY)は水曜日、消費者需要の減速はまだなく、同社のプラットフォーム上の販売者は関税の圧力下でもうまく持ちこたえていると述べ、四半期収益が上向くとの見通しを示し、同社の株価を20%急騰させた。
カナダ企業のSHOP.TO, SHOP.O の加盟店基盤は、4-6月期に着実な成長を見せた後、8月初旬まで底堅く推移しており、第2四半期の収益が31%急増する原動力となった。
ショッピファイの業績は、ドナルド・トランプ大統領の貿易政策の転換により、多くの小売業者が需要、生産、調達、事業運営コストに不安を感じていることに対する投資家の懸念を和らげた。
「インバウンド、アウトバウンド、ローカルを問わず、米国の需要が落ち込むことはありません。実際、米国では第2四半期に需要が加速しました」と、ジェフ・ホフマイスターCFOは決算発表後の電話会見で述べ、ショッピファイではすべての加盟店セグメントで成長が見られたと付け加えた。
年間商品総量が5000万ドル以上の販売者((GMV))と、200万ドル以下の販売者が特に好調だったと同氏は述べた。
また、値上げ幅の詳細については明らかにしなかったが、多くの加盟店が値上げを行っているという。
先週、eコマース大手のアマゾンAMZN.Oは、小売業で好調な業績を報告した後、まだ目立った値上げは見られないと述べていた (link)。
サードブリッジのアナリスト、チャーリー・マイナー氏は、「関税の状況はまだ流動的で、混乱が起こる可能性もあるが、消費者がどのように反応するか、そして率直に言って、それがショッピファイに与える影響の少なさについて、もう少し明確になったと思う」と述べた。
LSEGがまとめたデータによると、アナリストが21.54%増と予想したのに対し、ショッピファイは第3四半期に20%台半ばから後半の増収を見込んでいる。
同社はまた、店舗ウェブサイトの構築、画像の生成、販売データの照合といった作業で小売業者を支援する人工知能を搭載した機能への投資からも利益を得ている。