[ 8月6日 ロイター] - チャールズ・リバー・ラボラトリーズCRL.Nは2日、創薬・医薬品開発サービスに対する医薬品メーカーからの需要の高まりに賭け、年間利益見通しを上方修正した。
マサチューセッツ州ウィルミントンを拠点とする医薬品開発受託企業は、2025年の調整後利益見通しを1株当たり9.90ドルから10.30ドルに引き上げた。
先月に四半期決算を発表した医薬品開発業務受託機関は、いずれも予想を上回る利益を計上した。
ダナハーDHR.N、メドスペースMEDP.O、IQVIAIQV.N、アイコンICLR.O、サーモ・フィッシャーTMO.Nなどは、新薬開発に使用されるツールやサービスに対する業界からの安定した需要により、好調な業績を計上している。
「バイオ医薬品の需要が安定化する明確な兆しが見え続けており、このような環境の中で、有機的な収益成長への復帰に向けて徐々に前進している」とチャールズ・リバーCEOのジェームズ・フォスター氏は述べた。
同社はまた、2025年の売上高について、従来予想の3.5%から5.5%の減少に対し、0.5%から2.5%の減少を見込んでいる。
LSEGがまとめたデータによると、チャールズリバーの第2四半期の売上高は10億3,000万ドルで、ウォール街の予想9億8,510万ドルを上回った。
また、調整後の1株当たり利益は3.12ドルで、アナリストの平均予想2.50ドルを上回った。
これとは別に、チャールズ・リバー社は、米国魚類野生生物局が2022年後半から2023年前半にかけての非ヒト霊長類(NHP)() の米国への合法的持ち込みを許可したと発表した。
2023年、同社は野生の尾長ザルの米国への密輸をめぐり、司法省と米国魚類野生生物局が (link) を調査したため、カンボジアからのNHPの出荷を一時停止した。