Shivansh Tiwary Doyinsola Oladipo
[ 8月5日 ロイター] - 格安航空会社フロンティア航空の親会社であるフロンティア・グループULCC.Oは火曜日、国内旅行需要の低迷が運賃に重くのしかかっているため、第3四半期の損失が予想を上回ると予想し、同社の株価は午後の取引で13%下落した。
フロンティア航空を含む米国の大手航空会社数社は4月、ドナルド・トランプ大統領の広範な関税措置と政府支出削減に関連する不確実性を理由に、業績予想を下方修正した。
それ以来、航空会社幹部やアナリストは、需要に安定した兆候が早くも見られるとしながらも、家計が逼迫する中、節約志向の旅行者は依然として慎重であるとしている。
伝統的に航空業界で最も収益性の高い夏のシーズンが、今年は不振で、スタンダード・エコノミー席の需要が低迷しているため、航空会社は運賃の値下げを余儀なくされている。
バリー・ビフル最高経営責任者(CEO)は決算後の電話会見で、「業界全体が国内線運賃で利益を上げていないと考えている」と述べた。
LSEGが集計したデータによると、同航空会社の第3四半期の調整後1株当たり損失は、アナリスト予想の11セントの損失に対し、26セントから42セントになると予想している。
経営陣は、今年までのキャパシティ削減が航空運賃の底上げにつながり、価格決定力が向上することに賭けている。
フロンティアは、第3四半期のキャパシティは前年同期比3%から5%減少し、第4四半期のキャパシティは横ばいになると予想している。
フロンティアの6月までの四半期決算は、前年同期の1株当たり14セントの利益に対し、31セントの純損失となった。アナリストの予想では27セントの赤字だった。
総収入は4.5%減の9億2900万ドルで、ウォール街の予想9億4612万ドルと比較した。
TDコーウェンのトム・フィッツジェラルドは、「航空会社は、価格に敏感なレジャー収入環境に翻弄されており、燃料費以外のコストは、今後数四半期で圧力にさらされる可能性が高いようだ」とメモに書いている。