[ 8月5日 ] - 米トラック・エンジン・メーカーのカミンズ・インクCMI.Nは19日、発電システムへの旺盛な需要を背景に、第2四半期の売上高がウォール街の予想を上回ったと発表し、同社の株価は取引開始早々に4%上昇した。
同社の発電機などの発電関連製品は、AIを活用したデータセンターへの投資から強い需要があるという。
カミンズはまた、顧客需要や世界的な市場環境に対する見通しを曇らせ続けている根強い経済の不確実性を理由に、通期の売上高と利益の見通しを元に戻さないと述べた。
同社は前四半期に見通し((link))を取り下げており、こうした課題は依然として変わらないと述べた。
電力システム部門は、データセンターおよびミッションクリティカルな市場での旺盛な需要に牽引され、19%増の18億9,000万ドルとなった。
これとは対照的に、コンポーネント部門は9%減、エンジン部門はトラック輸送のような経済的に敏感な分野での需要減退を反映して8%減となった。
カミンズ社の第2四半期の売上高は86億4,000万ドルで、前年同期は88億ドルであった。LSEGがまとめたデータによると、アナリストの平均予想は84億4000万ドルだった。
インディアナ州に本社を置く同社の純利益は、前年同期の7億2600万ドル(1株当たり5.26ドル)に対し、8億9000万ドル(1株当たり6.43ドル)だった。