[ 8月5日 ロイター] - 契約チップメーカーのグローバルファウンドリーズGFS.Oは火曜日、第3四半期の収益と利益をウォール街の予想を下回ると予想した。
今年すでに約15%下落している世界第3位のチップ・ファウンドリーの株価は、市場前の取引でさらに6%下落した。
米国の関税主導の経済不安はスマートフォンの売上を圧迫し、特にローエンドセグメントではバイヤーが注文を控えている。IDCが7月に発表したデータによると、6月期のスマートフォン販売台数の伸びはわずか1%に鈍化した。
2月にトップに就任したティム・ブリーン最高経営責任者(CEO)は、同社は「消費者主導の最終市場全体で意味のある成長への回帰」を待っていると述べた。
LSEGがまとめたデータによると、第3四半期の純収入は16億8000万ドル(プラスマイナス2500万ドル)で、アナリスト平均予想の17億9000万ドルを下回ると予想されている。
調整後の1株当たり利益は、プラスマイナス5セントで38セントになると予想されている。その中間値はアナリスト予想の41セントを下回った。
それでも、コスト削減と自動車およびデータセンター事業の力強い成長により、グローバルファウンドリーズは第2四半期の調整後利益予想を上回った。
同社は最近、コンチネンタル社とのチップ製造契約により、自動車分野への進出を深めた。また、7月にはチップアーキテクチャサプライヤーのMIPSを非公開の金額で買収する契約を結び、産業用およびAIプロセッサーの提供を強化している。
6月には投資計画を160億ドルに増額し、さらに10億ドルを設備投資に、30億ドルを電気自動車やAIサーバーに使用されるものを含むいくつかの新興チップ技術の研究に充てた。
6月までの3ヵ月間の純収入は3.7%増の16.9億ドルで、予想の16.8億ドルをわずかに上回った。調整後の1株当たり利益も42セントで、予想の35セントを上回った。